2009年09月12日

伝統木造住宅フォーラム

以前から、お知らせしていますが、今日は滋賀県草津市の立命館大学びわこくさつキャンパスで「伝統構法はこれからどこへ向かうのか」というフォーラムが開催されます。伝統木造住宅フォーラム

今回、このフォーラムでは、パネルディスカッションの司会(コーディネーター)を担当するので、準備が大変でした。
特に、最近では新型インフルエンザがはやっていますので、病気で出られないということにならないか、ひやひやでした。
今のところ、大丈夫のようです。
何とか無事終了したいものです。

このフォーラムを行うに当たって、近畿地方の実務者の方々だけでなく、愛知県や岡山県の方にも加わっていただき準備を進めてきました。

スカイプという便利な道具があるから可能になったことです。

でも、スカイプがあるからだけでできるわけではなく、担当の皆さんの努力の賜物と言えるでしょう。

国では政権が変わりました。
伝統構法の建物についても、何とか主権が変わるようになってほしいと思います。

今の主権は学者さんです。
その主権を住まい手の代理者である職人や設計者、木材関係者に取り戻すということです。

建築基準法ができる前は、住まい手の方々と大工さんが信頼関係のもとに住まいをつくっていました。
粗悪な業者を取り締まるためにできた建築基準法は、粗悪な業者を取り締まるために一定の効果はあるかもしれませんが、現代工法と違う昔からある日本の伝統的な木造住宅を規制する方向に進むようになりました。

おととしから、何とか伝統構法の建物が建てられるようにしようとする事業が実務者を含めて開始されましたが、主権は学者さんたちのまま。
本当は主権はどちらでもかまわないのですが、学者さんたちの考えは、実社会を見ることができていないと言わざるを得ず、いくら実務者が主張しても変えていただける感じではありません。

今日のフォーラムを契機に、伝統構法とは何か。
住まいのあるべき姿は何か。
そんなことを考えた住まい作りができる仕組みづくりをできるようにしていきたいと思います。


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