日本経済と自動車業界
急激な円高も加わり、日本の自動車業界が総崩れになっていますね。日本経済は、自動車業界が牽引しているといつも言われ、何かと優遇されてきたと思います。自動車業界を保護することと、建設業界を応援することが一致し、道路に使われる費用は莫大なものとなり、山奥に行ってもここまで必要かと思われるほど立派な道路が作られています。しかしどうでしょうか。日本経済は自動車業界がだめになるとだめになると言われてきた部分はあっていますが、世界の経済にひずみができれば、いくら国を挙げて応援してもほとんど意味がないということが見えました。むしろ、自動車業界に頼ってきたことが、後に与える影響は大きいのではないでしょうか。もちろん日本に富を持ち込むために、輸出企業を応援するということがまったく理解できないことはないのですが、現在のように経済が実態を超えたものとなり、マネーゲームに振り回されている状況までお付き合いしていた付けが今来ているのだと思います。一旦、乗っかったことを途中でやめることはできないかもしれませんが、今後のことを考えると、日本だけでなく世界中が内需を中心に考え、実態に即した経済を意識していかなければならないのだと思います。日本国内に目を向けると、自動車の発達により公共交通はずたずたになっています。過疎地の交通手段を確保するために道路は必要ですが、過疎がどんどん進むことにより、その道路を使う人もいなくなってしまいます。日本の社会のあり方。これを考えた政策をすすめる。その中で民間企業は自社の良さを出しながらがんばっていく。こんなやり方が必要です。社会の将来に役に立つかわからないが、今、利益があるから突っ走れ。国もそれを応援する。そんなやり方をすると、うまくいかなくなったときの反動が大きくなります。日本にとっても世界にとっても苦しい時期だと思いますが、この苦しさを正しいやり方で乗り越えなければならないと思います。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。