就職氷河期
世界的な経済の冷え込みで、学生さんたちの就職内定取り消しなど大変な状況になっています。就職氷河期と言えば、自分が大学を卒業して就職したときのことを思い出します。私が大学を卒業したのは昭和54年。大学入学が昭和50年で、ちょうどオイルショックのときだったと思います。入学式のときだったかはっきり覚えていませんが、大学の先生が、「君たちの卒業の時には景気も回復し、就職状況も良くなっているよ」とおっしゃっていたのですが、卒業のころも就職は大変な状況が続いていました。私はどうしても自分の生まれたところで仕事がしたいと思っていたので、滋賀県か京都市あたりの設計事務所を希望していたのですが、なかなか就職口はありませんでした。(といっても今のように就職活動や会社訪問などは一切していませんでしたが)地元での就職口がほぼないだろうということで、大学の先生の知り合いの設計事務所に勤めることになりそうだったのですが、何とか知り合いの方の紹介で京都の設計事務所に勤めることができました。その事務所には4年と10ヶ月しか勤めなかったのですが、嫁さんとはそこで知り合ったし、毎日地元から通ったりしていたので、その就職口が無かったら、今の動きとは全く違ったことになっていたでしょうね。大学の先生の紹介で就職していたら、それはそれで違った楽しい人生もあったと思いますが、それぞれの道でいろいろな出会いがあることを考えると少し不思議な感じがします。来春就職される学生さん。その次の年に就職される学生さん。それぞれ大変だとは思いますが、人生ちょっとしたことでいろいろな違いが出てきます。少なくとも自分の思いをぶつけられるためには、自分の希望を絶対に捨てないことだと思います。私も大きな目標を持っていたわけではないのですが、社会に出てからいろいろな人たちとの出会いで楽しい人生を送らせていただいています。大きな企業に勤めるだけが目標ならいざしらず、そうでないならどんな道に進んでも楽しい人生が見つけられると思いますよ。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。