自立循環型住宅研究会

三和総合設計

2008年11月16日 09:00

14日の午後から15日の夕方まで、京都で自立循環型住宅研究会の第4回フォーラムが開催されました。ほぼ一日半、ホテルに缶詰め状態での勉強会です。他の用事も重なって、始まる前や終わった後にも時間に追われるようにバタバタとしていたので、ヘトヘト(泣)でも、勉強会は結構面白く、なんとなく充実感は残ったかなという感じです。住宅にかかるエネルギーをできるだけ削減しよう。建築時はもちろん、生活していく上でも削減できる工夫はどんなことがあるか。また、住まい手の暮らし方の工夫でどれだけ影響があるか。調査や実践を踏まえた発表。それに基づいて、みんなで検証。そして、次の課題をみつけて行く。何度かこのブログでも紹介している研究会です。あらゆる地域からいろんなことに取り組んでいる人たちが集まってきます。今回は、その中の有志が集まって住宅の温熱環境の基本的なことがわかる資料をつくろうということで、四苦八苦してつくった「自立循環研版 温熱環境を解く」という冊子を作成配布。その基礎編の発表もありました。この冊子のワーキンググループに私も実務編の作製メンバーとして参加していますが、かなりのりっぱな資料ができて、びっくりです。私も含めてみんながこの内容をしっかり理解し、役立てたらすばらしいなと思います。そんな研究会ですが、おおきな課題はこれを生かすこと。自分たちの勉強だけに終わらず、また自分たちの建てる住まいだけに反映させるのではなく、いかに多くの住まい手に理解・実践してもらうか。いかに多くの人たちに必要だと思ってもらえるか。これを実践できてこそ、この研究会に参加している意味があると思います。少なくとも自社の宣伝材料だけに終わらせて欲しくないなあと心から思います。私ももっと勉強して、生かす工夫を考えていかなければなりません。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。