環境破壊の損失額
今朝の新聞記事に、森林伐採によって減少する二酸化炭素の吸収量や土地の劣化で減る農林業生産の損失額をお金に換算した額が掲載されていました。バルセロナで開催されている国際自然保護連合総会で発表されたもののようですが、それによると毎年6兆7500億円になるそうです。何でもお金に換算する時代になり、環境破壊までお金に換算しなければわからないのかという感もありますが、人類が金儲けに奔走する昨今を考えると、お金で示すのも一つの方法かもしれません。できればこの損失を、ちゃんとその原因となるものに負担してもらう制度を作らなければなりませんね。森林については、伐採するのも問題ですが、人工林については利用しないのも問題となります。なかなかそういった問題をすべて金銭に換算することは難しいと思いますが、現在利益を上げている企業や業種が環境破壊による損失をあまり負担していないことは事実だと思います。昔は、普通に考えて良くないことは自らしない判断をしていたように思いますが、最近では法律に抵触しない限り、明らかに問題と思われることも利益を上げるためにされてしまうことのほうが多いように思います。そうなると、その不利益を数値化し、利益を上げているところからちゃんととるしかありません。いわゆる環境税ですね。CO2の排出権取引のような曖昧なものではなく、ちゃんと環境に負荷を与えるものからちゃんと税金をとり、さらにそのお金を環境に優しい取り組みなどに使うことが必要です。消費税などを考える前に、環境税の創設や法人税の総額などいろいろな案があると思いますが、企業の抵抗が大きいのでしょうね。人気blogランキング参加中。クリックお願いします!↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。