おかしな世の中

三和総合設計

2008年09月18日 07:41

米証券大手のリーマン・ブラザーズの経営破たんで全世界の金融界が混乱し、各国の経済に悪影響を及ぼそうとしています。今の世の中は、世界経済のつながりの中で動いていることは事実ですが、私たち田舎で仕事をしているものにとっては納得がいかないことが多いですね。日本でも昔ありましたが、金融界が無茶な融資をし、それが焦げ付いて、貸した人や借りた人だけが影響を受けるのなら仕方がありませんが、関係のない人まで巻き込んで、生活が苦しくなったりします。株の取引やいろいろな投資によって国民は利益を得ているということなのでしょうけれど、本当にそれは国民が望んでいることなのでしょうか。日本の主たる企業を栄えさせるために、米余りであっても米を輸入しなければならない。安い米だから、管理が悪いから、問題のある米が混じっていて、それを買って設けようとする悪者の影響を受けて、お酒や菓子のメーカーまで影響を受けてしまう。何よりもそんな安物の材料を使う商品が価格の基準となってしまうので、まともなものを造る人たちが商売できないような状態になってしまいます。金を持っている人は、そのお金をさらに膨らせるために投資先を探す。サブプライムローンがだめなら原油に投資。ガソリンの代わりになるような穀物に投資をするから、食料品の値段が高騰する。でも、消費者の価格要求はすごいものがあり、だますしか方法がない。こんな悪循環が続いています。その結果、国民の生活は豊かにならず、金持ちの財布の中にためられていくだけです。住宅についても同じですね。安くて早くできる住まいを求めた結果、最近建てられている住まいは、集成材を通り越して接着剤で張り合わせたベニヤ材の下地材がどんどん使われています。人体に影響がないとされているもののすごい匂いを発する接着剤まみれの住まい。これが日本の求める住まいなのでしょうか。そろそろ、日本のあるべき住まいを考え、日本が自活できる範囲の中で生活する方法を考えるべきです。輸出企業だけに頼って経済を伸ばすことを考えるのには無理があります。世界に向けて望まれるものを輸出するのはもちろんよいことですが、その代償として問題のあるものを買わされ、国内の産業がぶっ潰されるのはごめんです。国民の多くが今の状態を望んでいるわけではなく、ほとんどの人は引きずられているだけでしょう。一部の拝金主義者が日本の社会をだめにしています。落ち着いて必要なものをつくり、長持ちし良いものを良しとする世の中に戻していかなければならないと思います。日本人は本来、そういった生活ができる国民だと思います。人気blogランキング参加中。クリックお願いします!↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。