消え行く習慣

三和総合設計

2008年08月17日 07:13

毎日暑いです。(毎回この出だしですね。笑)
夏だから・・・・仕方ないのですが、今年の夏は格別に感じます。

夕方、庭の芝生や植木、花に水遣りをするついでに、前の道にもちょっと水撒き。
涼しい風が流れて、ホッっとする瞬間が好きです。
木々や草が水に濡れた匂いも好きです。

子供の頃、夕方になると、母が表で水撒きをしてくれて、窓から涼しい風が入ってきた夏の日を思い出します。
その時の独特の匂いも思い出します。

最近は、京都では、打ち水やすだれなど昔ながらの方法で暑さをしのぐ家庭が減少傾向にあるそうですね。
京都の大学院生さんの調査で、分かったそうです。

打ち水は、90年で70%の世帯で行っていたのが、01年には65%、今回は54.8%。
すだれは、90年50%、01年60%、今回47.2%。
夕涼みは、90年15%、01年9%、今回9.4%。

行わない理由は、共通して「習慣がない」 環境意識が高まって涼しくする伝統的な方法が注目されているようですが、実際には個人の行動にはつながっていないみたいですね。

暮らしに根付かない伝統的な習慣。なんだか木の文化と同じような。。。。。
いいのは分かっているけど、生活に密着しないんですよね。
昔はどこの家でも、夕方になれば打ち水したりしていたような気がします。
道を歩いていても、打ち水をされたおうちの前を通ると気持ちがよかったです。
最近は、まったくと言っていいほど見かけませんね。

忙しすぎるのか。
そんなことをしなくてもエアコンで快適なのか。
水がもったいないのか。

少しの涼の心地よさが伝えられない世の中になってきたんですね。
うちの子供たちにも伝わっていないかもなあ。


関連記事