大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト定例会議
1月20日に大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト定例会が開催されました。プロジェクトが目指している「経済的に成り立つ木の価格」を検討していますが、今年度の木材価格がおおよそ提示されました。提示された価格は工務店入り価格で通常より約2割ぐらい高い価格です。流通価格から比べればもっと高いでしょう。
しかし、本来あるべき価格を守り、逆にその価格を設定しても住まい手に喜ばれる住まいを供給することが大事ではないかという議論がなされました。近くの山の木を使うということは、素材の良し悪しだけではなく、いかに住まいづくりにかかわる人々が、丁寧な仕事に取り組むかということにより、より良い住まいが提供できるのです。今のような森林所有者が経済的に成り立たない状況の中で、良材が市場に出てくることはありません。大津の森の木Pでは住まいづくりに取り組む川上から川下までのメンバーが一同に集まっているため、このような突っ込んだ議論が可能になっています。
プロジェクトでは、木材の認証を行なうために、大津環境フォーラムという組織に第3者認証をお願いする予定をしています。
1月21日には、大津環境フォーラムが主催した大阪の「里山倶楽部」の取組の事例発表にも参加してきました。
環境フォーラムの里山グループのメンバーといっしょに、「里山倶楽部」の楽しい活動について学んできました。
いろいろな取組も、楽しさがなければいけないとつくづく感じました。