建物の耐久性について

三和総合設計

2005年09月12日 16:30

仕事が忙しく、仕事以外でも色々なことがあり、このコラムがかなり滞っていましたが、ぼちぼち(?)再開していきたいと思います。
先日、木造住宅の耐震診断をしてきました。
この木造住宅耐震診断というのは県内の木造住宅が対象でその中でも昭和56年5月31日以前に完成しているもの等限られた住宅が対象です。
昭和56年以前というと今から24年以上前になり、そのような建物を見てつくづく思ったのが、やはり最初にきちんと建てることが大切だということです。耐震性は最初から必要なもので、まだわかりやすいかもしれませんが、耐久性というのは建てた当初というのはきっちり建てられた建物とそうでない建物というのは見た目ではなかなかわかりにくいかもしれません。ただ、30年ぐらい経ってくるとはっきりと違いが出てきてしまいます。そこで建て替えるというのはそんなにたやすくできることではないと思います。
耐久性まで考えずにもっと見た目にわかりやすいもので判断して家が建てられていることが多いようですが、30年後の自分の姿が今の姿のままでないように(あまり想像できませんが。。。)、家だってそのままの姿ではないのですよね。建て替えたり、取り壊したりしない限り、その時は必ずきます。
今は色々な情報が入手できます。今から家を建てようと思われる方は少し考えてもらいたいなぁと思います。