「お受験」
本日の夕刊に小学校のお受験の記事が載っていました。
塾の費用が年間60万かかるそうです。
小学校へ入っても、私学ですから学費もたくさんかかるでしょう。
以前、同窓会があって、子どもの大学の学費の話が出ていました。
4年制の私学に通い、下宿でもすれば、かかる費用は1000万だそうです。子どもが二人いれば2000万。恐ろしい費用です。
学費にそれだけ費用をかける日本の社会で、本当にしっかりした教育がなされているのでしょうか。昔のように、良い大学を出れば将来安泰ということはなくなってくると思いますが、今の親たちには子どもに偏った教育をすることしか方法はないのでしょうか。
私達の家庭が2年半ほど前に住まいを新築しました。自分たちが新築することなど考えてもいませんでしたが、ひょんなことから家を建てることになりました。よくそんな金があったなあと考えてみますが、何とか建てられたのは、子どもの教育費に一切お金をかけていないからだと思っています。
私はいつも皆さんにお話をします。ちゃんとした家を建てたいのなら、子どもの教育費と車にお金をかけるのをやめましょうとお話します。もちろん子どもに教育をするのは大事ですが、今のように塾にやったり、有名大学を目指したりすることではなく、親と子の対話の中で考え方の教育さえしっかりしていけば、良い大人に育ってくれると思います。
いつも、住まい手の方とお話をすると、あと200〜300万ぐらいの費用が足りないので、木の住まいは無理だなあといったことがあります。家を建てようと思いついたときにすぐ200〜300万の費用を用意するのは難しいですが、無駄なものに費用をかけないならば良い住まいが建てられます。
あえて、もう一度言います。「無駄な教育費をかけるより、良い住まいを造って対話のある家庭をつくることが本当の教育です!」。