ハウスメーカーの木の家

三和総合設計

2005年01月11日 17:59

みなさん遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
昨年から。今年にかけて事務所の整理をがんばろうと、年末、年始も休みなく片付けをしていました。木の住まいをがんばるために、各地から取り寄せた種々の木が打合せ室、設計室、木工室とところかまわず置かれていたのが、少しはましになりました。
また、私たちが参加している「木の家ネット」にblogのコーナーを持つことになり([Click])その準備などに手間どっていました。今年も「変だぞ!今の住まいづくり」をがんがん書いていこうと思っています。
今年の怒り第1弾。
年末、年始ずっと片付をしていたものの、やはりいつもよりはテレビを見る時間も少しは取れましたが、コマーシャルを見ていると、ハウスメーカーの「木の家」攻撃にむかっ腹が立ちました。
まず、Sハウス。軽量鉄骨造の老舗なのにSウッドの「木の家」などとおっしゃっています。木が良いなら軽量鉄骨をやめればいいのに。
次にS林業。昔はこのメーカーの家は本当の木の家でした(15〜20年ほど前)。しかし、大量受注、クレーム対策などにより、今では日本の気候風土に合わないホワイトウッドの集成材ばかり。ホワイトウッドは木の香りなどしませんよ。
最後にAホーム。ローコスト(安物)住宅の走りのメーカー。ここまでもが「木の家」。「木の家はほっとします」などといっていますが、集成材や建材ばかりでどこがほっとするのでしょう。

皆さんにもう一度訴えます。
とりあえず、だまされないでください。
ハウスメーカーは住宅を金儲けのための商品と考えているだけです。
決して、住まい手のことを考えていません(文句が出ない程度には考えているか・・・)。
本当の木の家は手加工ができる職人しか無理です。
人任せ(メーカー任せ)では良い家づくりは無理です。