風倒木の利用方法
先日、とやまの木で家をつくる会の総会が開かれ、その際に昨年10月の台風23号による被害で倒れた風倒木の利用方法を考えようと、試作会も同時に行われました。
昨年の台風による倒木の被害は県内でもかなりあり、山の中を見ると倒れたままの木がそのままに放置されている山を多く見かけます。
散居村の屋敷林の被害はその時のコラムにも書きましたが、あれから日を追うごとに山での被害も深刻であった事がわかってきたのです。
氷見市の林業家の方が丹精こめて育ててこられた杉の木も500本近く被害にあい、今回はその風倒木をつかって試作品を検討しました。
いざ、ある材料を自由に使っていいよ!と言われると、なかなかアイディアが浮かばず、結局私は短時間の作業で作れる物ということで、小物掛けを作りました。本来なら、なるべく多く風倒木を使えるような物を考えるべきだったのかもしれませんが、ちょっと安易な方向に走ってしまったようで、ちょっと反省。最後にその試作品を参加者の中でオークションにかけたのですが、私の作った小物掛けを購入してくださった方がいらして、ちょっとうれしかったです。
今回の風倒木は、富山市内で行われる越中大手市場で販売される予定です。林業家の方が長い年月をかけて育てられた木だけあって、良い板材もたくさんあります。越中大手市場は8〜10月頃に開催される予定ですので、興味のある方は是非、足を運んでみて下さい。