木のねじ
わくわく木の遊園地が大津で開催されています。ひとときネットや木考塾が後援しており、開催中のイベントも担当しています。48種類の木の見本や、「大津の森の木で家を建てよう!」プロジェクトの展示、伝統的継手の展示や子供建前、カンナ削り体験などを担当しています。また、住宅で使った木材の端材でつくったおもちゃ販売もしています。その中で「木のねじ」を売っていますが、意外と好評です。造ったときに、嫁さん(隣のコラムコーナーの住人)に「そんなんなにすんの」と言われて「おもろいとおもうにゃけどなー」といっていて、売れへんかなと思っていたら、私と同じタイプの人が意外とたくさんおりました。おもしろいことに、それらの人々は一回みて買うことはしません。一回見てつかんで眺めて、またどっかへいってまたきてもう一回見て、また、そこへ置いて、最後に子供に「これおもしろいやろ」といって「こうたろか」といって、子供は「そんなんいらんわ」と言っているにもかかわらず、「ほしいやろ、買ったるわ」といって買っていかれました。本当にほしいのは誰なんでしょう。いつも設計ばかりしているのですが、たまには店舗の売り手もおもしろいです。人々の行動が読めるようになります。いまでは、おもちゃをその人が買うか、買わないかがおおよそわかるようになりました。