ショールーム
キッチンや衛生器具を選ぶとき、カタログだけでは物足りなくて、やっぱり実際に見なくちゃわからない!っと、いざショールームへ。ハウスメーカーのモデルハウスと同じでそこには、きらびやかな世界が!・・・・。勧められるまま選んでいくととんでもないことに。私は、住まい手の方がショールームへ出向かれるときは、できるだけ同伴するようにしています。親切にいろいろ説明してくださるショールームのきれいなお姉さま方には申し訳ないのですが、ほとんどの説明は私がするようにしています。(これは高いですよなんてささやきながら)わからないところだけお姉さまの力を借りることにしています。(たぶんいつも嫌がられてるだろううなあ。)何故かというと、まず、ショールームの展示は、高価なものが目立つようにしてあります。売る側もやっぱり高いものを売りたいからその商品説明には力が入ります。最新のおしゃれなものを見て、とても便利な夢のような機能の説明を受けたらもうとりこ。他のものは色あせて見えてきます。せっかく新しく家を建てるんだから・・・・これくらいしとかないと・・・・・。これが大きな落とし穴になります。単品で見て、ちょっとくらい高くなっても大丈夫なんて甘い考えは禁物です。ちりも積もれば山となる。結構、設備機器の値段は全体に影響してきます。設備機器は一生物ではありません。寿命があります。ひとつの機器のために何十年も使えるような部分を削ることにもなりかねません。本当に必要なものかどうか冷静な判断が必要です。便利さを追求しだしたら、キリがありません。たとえば、トイレのドアを開けると便座の蓋が勝手に開く・・・おーすごい。用を足したら勝手に流してくれる・・・えー!暖房までついてるのー?!。そういえば男の人が使ったあと便座おろしたりするのいやだよねえ。子供は流し忘れるし。冬はトイレって寒いよなあ。ここで冷静に・・・・。自分の暮らしの中で本当に必要かどうか考えましょう。少なくとも子供の流し忘れはちゃんとしつけましょう。世の中のトイレ全て自動で流れるわけじゃないかなら。お年寄りならともかく、便座の上げ下ろしくらい自分でしたらいいのではないでしょうか。汚いって言ったって、使うのは他人じゃなくて家族なんだから。便利さは本当に必要な人が手に入れて始めて価値があるものだと思います。こんなことを偉そうに言っている私も主婦の立場で見ると、ついつい便利な機能にフラフラと・・・・。お掃除が楽な換気扇・・フムフム・・・こんなに便利に収納できますよ。・・きれいに片付くだろうなあ。なーんて主婦のかゆいところに手が届くような、主婦心をくすぐる甘いキャッチフレーズにとてもとても魅かれます。魅かれる気持ちもよーくわかる。主婦の仕事は大変だから。でもそこはプロなので、ぐっと抑えて予算とどうしても必要な機能と持ち(耐久性)を考えて冷静に判断するように努めています。日進月歩の便利な機能の情報を得ることは大切ですし、知っておく必要がありますが、自分に必要かどうかの判断は冷静にしましょう。