ローコスト住宅

三和総合設計

2004年06月29日 18:31

住まいを少しでも安く建てたいというのは誰もが考えることです。世の中の宣伝広告にもローコスト住宅という表現がかなりなされています。ハウスメーカーなどにあっては、建物本体価格という書き方をして外部の設備工事などを工事金額からはずして表現することにより、少しでも安く見せようとしています。ローコスト住宅とうたっているパンフレットも住まいの形状が真四角に近い形で総2階で費用がかからないモデルプランをもって住まい手にローコストをPRしたりしています。実際は打合せをして希望を入れこんでいけば、外部の設備工事費用やオプション費用もかかりますし、単純な形状の建物にならないことが普通ですので、それなりに普通の費用がかかることになります。建物の坪単価を安くしてローコスト住宅を求めることは、安くてあまり良くない材料を使うことだけでなく、住まいづくりに重要な職人の手間を削ることになります。もともと職人手間は一般サラリーマンの給与水準より低い状態にあります。最近ではハウスメーカーを中心に更に手間代を絞るところが増えています。そういった状況で作られるローコスト住宅はどんなものか予想がつくでしょう。私たちが提案するローコスト住宅は坪単価を抑えるのではなく、かかる総費用を抑えることです。住まい手の皆さんととことんお話を尽くし、プランを何度もやり直し、納得行く使い勝手でありながら、いかに小さな住まいをつくるかをいつも考えています。小さな住まいをつくれば固定資産税も安いし、掃除も楽だしほかにも良いことがあります。また、安くて良い土地を探すことも重要です。四角くてどんな家でも建てやすい土地は高いのですが、ハウスメーカーの企画住宅を建てるのでなければ、変形した土地でも充分楽しい住まいづくりが可能です。土地の価格が同じ面積でも200〜300万ぐらい違うことはざらにあります。土地の購入の段階から相談にのることもよくあります。