地鎮祭

三和総合設計

2005年02月16日 18:36

先日、これから工事が始まるM邸の地鎮祭が行われました。今までもいろんな形の地鎮祭に立ち会ってきましたが、お祈りをする目的は、どの宗教でも共通していて、その土地の神様(仏様)にこれから土を触らせていただきます。住まいが立つまで無事見守ってくださいとお願いします。信仰心は人それぞれですが、地鎮祭という形で、住まい手やこれから工事に関わる者に、気持ちを引き締めることと、改めて顔を合わせることでお互いの信頼感を確かめ合う機会になると私は思っています。今回は少し寒い地鎮祭でしたが、この寒さもみんなの気持ちをぐっと引き締めてくれたのではないかなと思います。(散髪したての私は、髪の隙間や首筋にあたる冷たい風にブルルル・・・・で、ひたすら寒さに耐えているだけでしたが・・・不謹慎??)そういえば、自宅の地鎮祭はとてもあわただしいものでした。工事の日程でこの日しかないという中、神主さんもお勤めがあり、私たちも過密スケジュール、子供たちも試験真っ最中でなんとか学校に間に合わせないといけないということで、朝早くから始めていただきました。祝詞も心なしかスピードアップ?していただいて、なんとか子供たちも少しの遅刻で試験も受けさせていただいたようでした。とてもあわただしかったのですが、無事終わったあとはみんながほっとした笑顔でした。おかげで忘れられない地鎮祭になりました。なにかバチあたりな形だったかもしれませんが、自分たちにできる最大の努力はしたので、今のところバチはあたっていません。いないと思います・・・・。住まいを建てる中で、地鎮祭、上棟式といった儀式があります。すべて省略することもひとつの方法だとは思いますが、信仰心とは離れた部分になにか意味があるように思えます。住まい手とつくり手の信頼と感謝の気持ちを改めて確かめ合う場ではないかなと。それは別に儀式で表現する必要もないと思いますが、住まいづくりの中で忘れたくない気持ちだと思います。