師走
師走・・・この言葉通り、走ってます!いつも時間に追われる生活にどっぷりつかって過ごし続けていますが、特に今年の後半は、息切れ状態のまま、全力疾走。あっという間に過ぎ去った感じです。先々週末、先週末と連続で開催した見学会も無事終了。ほっとつかの間一息つけるかと思ったら、年末までに処理しなければならない仕事がどっさり・・・・。掃除もしなきゃならないし、あれもこれも今年中に済ませたい・・・。年の暮れなんてきらいだあー!!!と叫びたくなります。もしかしたら、みなさんも同じ状態なのでは?ラジオから早々と流れるクリスマスソング、クリスマスが終えたらお正月ソング・・・・。のせられてたまるか!っと、ちょっと腹立たしく思いながらもそれに合わせていつのまにか、あわただしく動いてしまう自分。もしかして、これが季節を感じながら暮らすということなのでしょうか????(うーん何か違うような・・・)
話は変わって、そんな忙しい中、木考塾の忘年会が先週末ありました。普段は木の事を学びたいという仲間が集まって、体験重視で勉強会をしています。設計者もいれば、大工さんたちもいるし、学校の先生もいる。材木屋さんもいれば瓦屋さん、鈑金屋さん、防水屋さんなど様々な職種の職人さんたちがいます。どちらかといえば全国的にも珍しい会です。若い人もいれば、ちょっと年配の人もいる。みんな木の住まいづくりを真剣に考えています。自分の仕事に誇りをもっています。ぼろ儲けできるような仕事はできなくて、世間からみたら下手なやり方しかできない人たちかもしれません。でもちゃんとした仕事をちゃんとやりとげようとする人たちです。そんな人たちと話している時間はとても楽しいものです。たぶん生き方が同じだからでしょうね。今の世の中はずるい人たちが得をするようなしくみになっています。それがあたかも正しいかのようになって、それを目標に子供たちを育てている人もたくさんいます。ほんとは変な間違った考え方をする人が多いのではなくて、当たり前のことを言い続けている私たちが変なのかな、特殊なのかなと思ってしまうことがあります。人として当たり前のことを正直に前向きに生きている人たちがちゃんと評価されるようになってほしいものです。そのためにも息切れしながらも体力の続く限り、走り続けていかなければならない気がします。