新潟中越地震

三和総合設計

2004年11月03日 18:59

新潟県中越地方を震源とする地震が発生してから一週間が経ちました。その間も大きな余震が続き、まだまだ不安な日々が続「ています。
新聞では住宅被害が揺れの強さの割には少なかったのは豪雪対策の住宅構造が強い揺れにも耐えたのではないかとあるのを読み、私たち設計者として構造的に安全な建物を提供する責任を改めて感じました。間取り優先で構造的にあまり配慮されていない建物が存在しているのは事実だと思います。もちろん、(先週の社長のコラムにある免震構造のように)行き過ぎるのも問題があるかと思います。その辺りも含めて判断していかなければならないのが設計者の役割なのだと思います。
また、あるニュース番組で被災地の人々が自ら仮設のトイレやシャワー室を作っておられる様子が放送されていました。そこでは地元の大工さんや電気屋さん等、一人一人がそれぞれ役割を分担し活躍されていました。私は職人さんたちの頼もしさをひしひしと感じました。もし、私がその場に居合わせていたら設計者として何ができたのでしょうか?すぐに思い浮かびません。まだまだ私は未熟だなぁと痛感します。
最近、台風や地震等、自然災害が続き、いつ滋賀県も地震が発生するか分かりません。明日は我が身です。とても不安ですが、危惧しているだけでは何も始まりません。微力ですが、私にできることから始めていこうかと思います。