コニカミノルタ カメラから撤退
今日の新聞によると、コニカミノルタがカメラの事業から撤退するらしい。
中学生のころ、兄の影響を受け、カメラを手にし、いとこの影響を受け、SLを追いかけた私にとって少し寂しい思いがあります。
私が最初に手にしたカメラは、ミノルタSR−T101というカメラです。今でも中古カメラ店には並んでいるようですが、TTLの測光がついているので、使いやすいカメラでした。
その当時からカメラはニコンが評価が高く、最近はキャノンが評価は高いのですが、キャノン、ミノルタなどはニコンに追いつけ追い越せと頑張っていたように思います。ミノルタ製品はニコンと比べ何の遜色もなく、ずーっと使用させていただき、数々の思い出の写真を撮らせていただいたように思います。
あの当時、業界を引っ張っていたニコンも先日フィルムカメラの製造を中止し、デジタルカメラ一本に絞るとの発表を行なったところでした。
時代は変わっていくのですね。
最近は写真がデジタル化され、いろいろな利用ができるようになりました。修正なども簡単ですよね。昔はせっかくうつした写真のフィルムに現像のときにフィルムに傷が入り、焼付けすると白い線が入ってがっかりしたことがありますが、デジタルだと簡単に修正できますが、昔はプリント後、筆で一つ一つ修正したことを思い出します。
以前、大津の伊香立に住んでおられる画家のブライアンウィリアムズさんとお話したときに、ブライアンさんはニコニコしながら「絵はいいよ。目で見て邪魔なものがあれば取り除いて書きゃいいんだ。その点、写真は大変だね。邪魔者は絶対写ってしまうからね」とおっしゃっていました。
大津でも美しい風景はどこにでも残っているのですが、写真に残そうとするとちょっとした邪魔者が風景を台無しにしていることがよくあります。これからは、デジタル写真でちょいちょいと修正も可能ですね。
しかし、本当は写真の中での修正ではなく、現実の景観をしっかり守らなければいけないのですが。
ところで、みなさん「ミノルタ」という会社の名称の由来をご存知ですか。
確か、創業者が実る田の美しさをみて命名されたと覚えています。
最近のようにミノックスなどのような社名変更がなされていないのはうれしいのですが、写真事業からの撤退は、時代の変化を感じてしまいます。