センター試験
センター試験の初日が終了しました。
今年初めてリスニングの試験があったようですが、我が家ではトラブルが発生しないかなあといっていましたが、案の定混乱はあったようです。
混乱は別として、私は大学入試試験に英語という科目が本当に必要か疑問を持っています。
文系で商社や学者を目指す人や、理系でも外国関係とのつながりで仕事を行なう人々にとっては英語の知識は必要だと思いますが、今の試験システムのように何が何でも英語が受験科目に入るべきだということはないと思います。
私は英語の科目がすごく苦手でした。幸いにも大学受験の際は何とかすり抜けられたのですが、大学へ入ってからの英語の授業も苦痛でしかありませんでした。高校までの授業で覚えた英単語というのが少しは一般知識として役に立ってないことはないのですが、将来の道を決める試験に必要のないものと思っています。
先ほども書いたように、建築を仕事とする場合、大手ゼネコンなどに就職すると海外勤務なども多く役に立つこともありますが、私のように地域で生きて行きたいものにとってはほとんど意味がありません。試験用に英語を学ぶのではなく、もっと楽しく英語に親しめるのならよいのになあと思っています。
地域で仕事をするときでも、大学で学んだ専門知識はすごく必要です。木造住宅に関しては建築の専門知識よりも経験の方が重要のように考えられてきましたが、最近では経験と同じように専門知識がすごく大切です。大学というのは大手ゼネコンに働くものだけの養成機関ではないのです。
大学受験を考えるときにいつも受験科目というもので、受験する大学が決められてしまいます。理系の建築といった仕事は、工学的な興味とデザインという感性の両者を持ち合わせている人が向いていると思いますが、おおよそそういうタイプの人は好奇心が強いタイプで、今の受験のように必要のないことであっても受験のためにコツコツと勉強するという受験体系には向いていないと思います。
最高学府であって、専門知識を習得するための大学に入るための試験に、本当にリスニングが必要でしょうか。リスニングの成績が悪いからといって好きで目指したい仕事につけないほうがよっぽと問題だと思うのですが。
私は、英語の知識より日本地理の知識をもっと持って欲しいと思っています。
四国の4つの名前を挙げてみてというと、???という人も多い。
自分の住んでいる国のこともわからず、どこへ行くのもカーナビに頼るようなことでは困るのですが。。。