建具の話

三和総合設計

2006年02月01日 15:38

今日も建具の話。

建具に隠された?いや見えてる・・・職人さんのこだわり。
無垢の木を使い慣れ、木に思い入れのある建具屋さんだからこその気配り。




この建具の板ですが、矢印部分が1枚にみえますよね?




実は、この半分の巾の板2枚分が1枚に見えるように木目を合わせて貼ってあるんです。

大きな巾の板だと反ってしまいます。特に建具には禁物。
だけど、見た目の美しさも大切 ということで、建具屋さんがそっとしてくれた心憎い気配り。とても美しいです!(^^)!

こだわるところは、職人さんによっていろいろです。
見えるところだったり、見えないところだったり。
我が家の建具をつくってくれた職人さんのこだわりはこれだった。

職人さんによって違うところが、またその家の味にもなります。
そんなこだわりを感じられるのが、手づくりの良さなんですよね。




この建具も最初は、ピンクの赤みと白太のコンストラストがくっきりしていましたが、
3年経って・・・・




このように飴色に変化しつつあります。
最初の色もとても上品で美しいものですが、年数が経って焼けてきても、味わい深い色合いに心が温かくなります。