お多やんの秘密
わかりました!お多やんの秘密。
上棟式のときにいつも飾られる御幣、これにはいつもお多福(おかめ)のお面が飾られます。
その愛嬌あるお顔に、みんなにいつも笑顔がこぼれます
そしていつも思うこと・・・・
なんでお多福さん(おかめ)を飾るの?
この質問に大工さんも誰一人答えてくれた人がいませんでした。
「なんでかしらんけど、ずーと前からこうや!」
「これがセットで売られてるんや」
「関西だけみたいやけどな、他のところやと鶴やったりするんやで」
こんな答えでいつも中途半端なまま。かといって上棟式が終わるとすっかり忘れてしまって調べることもせず、また次の上棟式で疑問に思うという繰り返し(-_-;)
でも今日、
こちらのブログで紹介され、のどにつかえてたものが取れました。
どうもすさまじい内助の功があったようですね。
夫をたてるために命まで絶つなんて・・・・
ちょっとショックでした
でも、やっぱり女ってすごいなとも思いました。歴史の影に女ありですね・・・・
上棟式という男の世界って言う感じの中に女の心意気があったなんて夢にも思っていませんでした。
今でこそ、女の人もいろんな場で活躍しているし、女の職人さんもたくさんいますが、昔は職人の世界は男だけって感じでしたよね。そんな中、影でこんな女の人の活躍があるってことがすばらしいし、それをちゃんと受け止める男もすばらしい。
男も女も助け合って、知恵出し合って、そしてお互いが認め合うことで、いいものが生まれるんですよね。
こんな由来があり、その気持ちがずっと受け継がれているということがすばらしい。
でも、その「わけ」を知らないで受け継がれるのは問題!
「わけ」を知らないと簡単に捨てられることもあります。
改めて、世の中で受け継がれてきたものに無駄なことはないとつくづく思いましたし、きちんと伝えていくことの大切さを感じました。
「おかめさん」のように、こっそりずーと残るようなことが、ひとつできるといいなあ。