もったいないはもったない?

三和総合設計

2006年02月28日 11:49

変なことで悩んでしまいます。
もったいないは本当にもったいないのか?

もったいないと思って、食べたり、使ったり、残しておいたり・・・・
でも、実は身体によくないことだったり、環境によくないことだったり、場所をとるだけで使わないものだったり
この前の洗剤の話も一緒。身体にもよくなさそう、でも捨てたら環境に悪い、人にあげても罪悪感。そんなことがいっぱいありすぎて悩みはつきない

住まいも同じ。壊すのはもったいない。でも元があまりにもずさん だから、いくら直しても十分な耐震性は確保できそうもないし、数年の耐久性は確保できるけど、あと何十年なんて到底無理。ではどうする?

そういう悩みの種になるものをつくり出さないことなのだけど、今の世の中、人間のあさはかさで、あまりにも多く撒かれたこの悩みの種。
自分の目の前からなくなればおしまいではなく、その後の後まで考えないと・・・・。

もったいないと、曖昧に悩みの種を残していくと、もっと先にこの種が大きく育つような気がします。草も根っこからとらないとまた育ちますもんね。

世の中では、大地震に備えて住宅の耐震改修に力を注がれつつあります。
無料耐震診断、耐震改修費用負担補助・・・・
応急手当的なことで進んでいくと、大変なことになるような気がします。数年先の地震対策はできても、何十年先の地震対策に本当になるのでしょうか。
する方もされる方も長いサイクルで、しっかり考えて取り組んでほしいと思います。