コイ・ホンモロコがブルーギルを駆除?

三和総合設計

2006年03月10日 06:59

琵琶湖では、在来種が外来種のブラックバスやブルーギルなどに駆逐されつつあるということが確認されていますが、逆にコイやホンモロコがブルーギルの卵や稚魚をぱくりと食べるという記事が新聞に掲載されていました。

県の水産試験場が確認したところによると、コイはブルーギルの産卵床を壊したり、卵やふ化した直後の稚魚を食べる率が高いそうで、放流場所や時期を工夫すれば外来種の駆除に有効であるそうです。

なんか変ですね。弱肉強食ではないですが、自然界ではさんざまな競争が存在します。そういう中で生態系の変化がおこり、それが問題とされているのですが、その変化を問題としているのは人間なのでしょう。
地球温暖化にしても、人間や生態系に問題があるだけで、地球の温度が上がったとしてもそれなりの地球というものが存在し続けるのでしょう。

環境の変化はかまわないと言っているわけではありません。
人間の趣味や楽しみのためにブラックバスやブルーギルなどを放流し、それを問題として駆除をしようとする。人間の都合で環境をコントロールしようとするのが問題であると思っています。
人間も地球に住まわせていただいている単なる一員で、地球の支配者ではないということです。

私が少しお世話になった宮大工さんの言葉ですが、「日本の木を使った民家はしっかり建てれば200〜300年はゆうに持つ。それに比べて人間の寿命はいいとこ100年。人の都合で住まいの良し悪しを語るのは良くない」とおっしゃっていました。
自然を活用させていただき、それにあわせて生活する。それが基本なのだということです。
もう少し、謙虚な気持ちが必要ですよね。