消費電力が発電量より上回る小型風力発電機
今日も新聞記事から一言。
茨城県つくば市が市内の小中学校に設置を進めている小型風力発電機が経過通り発電せず、稼働率は予測を下回り「消費電力が発電量より多い」ことがわかったそうです。
この件で、つくば市は基本計画策定に当たった早稲田大学に約3億円の損害賠償を求める素養を起こす方針のようです。
そもそも、風力発電や太陽光発電は自然エネルギーの活用ということでは目で見てわかりやすい形なのですが、自然の条件に左右され効率が上がるかどうかは非常に難しいところがあります。
省エネを考えるときは、製造時のエネルギー、運転時のエネルギー、廃棄の際のエネルギーなどをすべて考慮しなくてはなりませんが、目先のパフォーマンスに終わっているものも少なくないのではないでしょうか。
風力発電や太陽光発電を考えるより、国産木材を使って耐久性の高い住まいをつくることを行なえば、誰もが喜びながら省エネができます。その理屈は又の機会にするとして、風力発電や太陽光発電などにお金を掛ける分、耐久性の高い木造住宅の建設に対し補助を出せば、地球温暖化なども含めてすべて解決するのですが。。。
製造時エネルギーが大きく、耐久性の短いプレハブ住宅の屋根に太陽光発電が乗せられているのを見て、いつも矛盾を感じさせられています。