気忙しい

三和総合設計

2006年12月02日 08:07

世の中は、気忙しい。
スーパーへ行くと、11月中ごろからクリスマスソングが流れていて、毎年「まだ早いやろ!」と心の中でぼやきながら買い物します。決してウキウキ気分にはなれません。
さらに、先日行くと、クリスマス用品とともに並んでいるのは鏡餅!
ひゃー!!!!もう鏡餅?!
なんか、間違ってるような気がするのは私だけなんでしょうか。
だれも変に思わないんでしょうか。
雰囲気にのせられるより、なんかすごーく落ち込んでしまいました。

日暮れが早くて、仕事で出掛けて少し遅くなると、まわりは真っ暗になります。
そんな景色の中、このシーズンになると見かけるのは、いろんなイルミネーション。
商店だけでなく、最近は住まいにもいろいろなイルミネーションを見かけます。
ご近所でいかにも競っているって感じでその通りがギラギラ輝いているところも。
この前、現場帰りに見かけたのは、昼間は田舎づくりのすっごく大きな家なのに夜はキンキラ。トナカイやサンタが、家や庭いっぱい輝いていて、田舎の暗闇に突然出てきたものだからびっくりしました。
私・・・・これを見ても気分が落ち込みます。
ホドホドってものがありそうなんですけど・・・。
年なんでしょうかねえ。

もったいない! これしかないの?
楽しむ方法間違っているんじゃない?と思ってしまいます。
やってる人も見る人も楽しめているんだからいいんじゃない!
みんがしあわせな気分になれるんだから、いいことなんだよ。
って言われそうです。でもなあ・・・・・

山の色が変わっていくのを見たり。
澄んだ夜空に輝く月や星を眺めたり。
落ち葉の道を踏みしめたり。
そんなことの方が心に染みる季節感のような気がするんだけどなあ。

家も派手なパフォーマンスだらけの家で、最初のサプライズだけ楽しむだけの家よりも 普通の家で、木の色が年々変わっていくのを見たり、節を眺めたりしながら、なんとなーく木の優しさに包まれる気分が味わえる。そして、少しずつ手を加えたりできる家の方がいいのになあ。

こんな私、やっぱり無粋なんでしょうか。
まあ、こんなこと言ってながら10年ほど前には、神戸復興のために開催されていたルミナリエを子ども達と見に行って感激した人間なんですけどね。
これとそれとは違うと思ったりなんかするんですが、これも勝手な言い分かな。

さあ、今日は木考塾の特別例会日。(忘年会もあるんです気忙しい?)
香川でいろいろと頑張っておられる棟梁をお迎えしてお話をお聞きします。
会場が明日都浜大津。
運悪くか運良くか、同じビル内で昨日から電化量販店がオープンしてて混雑してそうです。
木考塾の報告はまた明日にでも。