教育費の占める割合

三和総合設計

2006年12月09日 08:06

新聞記事によると、全世帯の消費支出における教育費の占める割合は、滋賀県が8.50%でトップのようです。

この統計は、全世帯での割合ですので、人口増加率の高さや年少人口の高いことが理由だと思いますが、それにしても高い比率ですね。

全世帯で割った数値ですから、実際子どもがいる世帯だけで統計を取ると、もっと教育費の占める割合は高くなることになりますね。

教育にお金をかけることは悪いことではないのかもしれませんが、教育事情を見ているとどうもおかしいと思うことがたくさんあります。

子どもを四年制の私立大学に入学させ、下宿でもさせると約1000万はかかるそうです。子どもが二人いれば2000万。すごいお金ですね。
それに見合うことを学んでくれるのでしょうか。

私たちが造っている住まいで、ほんの少し予算が足らないということがよくあります。
あと100万あったらぜんぜん違うのにと思うこともしばしばです。

教育にお金がかかる時代になったとか、お金持ちしか教育が受けられない時代になったので、貧富の差がますます広がるとかいわれています。

何かお金の使い方を間違っていませんか。
耐久消費財である住宅にローコストを求め、本当に役に立つかどうかわからないことにお金を注ぐ。こんなことでよいのでしょうか。

私の良い住まいを造る秘訣のひとつに、世間並みの車にのり、世間並みに子どもに教育費をかけたつもりになって、その1割でも将来の家造りのために残せば、ちゃんとした家が造れますというのがあります。

車でも200万ぐらいする車をあきらめて180万の車に乗る。簡単にできることでしょう。
これを5回繰り返せば100万円。
子どもの教育を塾に任せず、自分で子どもの進むべき道を見つける協力をしてやる。
それですごく多くのお金が残ってきます。

そのお金で、子どもの心に残る住まいを造ってみてはどうでしょう。