大学全入時代
大学全入時代になったそうです。
大学の経営が大変な時代になってきました。
読み替えると、大学がだんだん変なものになって行くということでしょうね。
住宅も価格競争にみんなが走り、表向きはすばらしい家を標榜しているが実は中身に大きな問題を抱えています。
これはひとえに価格競争や経営の難しさから道を間違えているのだといえます。
大学も同じ道を歩んでしまうのではないかと思っています。
今の大学も、もともとお金儲けのためにできたような大学もありますね。
こんな大学が、競争に敗れてなくなって行くのは問題ありませんが、住宅業界や建設業界でも同じで、あまり良くない企業ほど価格競争には粘り強いものがあります。
大学の研究や教育は日本の技術力を高めるのに最も大事なものです。
しかし、大学間の経営的な競争が、大事な研究や教育の内容について足を引っ張るのだと思います。
教育にあまりお金がかかると、お金持ちしか教育が受けられなくなります。
それよりも、お金持ちしか教育を受けられなくなると、優秀な大学に入ることだけが目標になってしまい、勉強をしなくなってしまうことが問題ですね。
最近では、大学全入時代を考慮し、近畿地方の大学でも付属小学校を新設し、学生の囲い込みを始めました。
親たちも毎年のすごい授業料にもかかわらず、喜んで付属小学校に入学させようとしています。
こんな方式で生き残りを図る大学はあるでしょうけれど、そんな大学から卒業してくる学生の質はどんなもんでしょうね。
競争社会が良い結果を生み出すように考えられています? もう考えている人は少ないのかな。
周りの例をみても、競争が生み出しているものは、世間の目をごまかしている偽者ばかりです。
まじめな人間がまっとうな仕事ができる仕組みはないのでしょうか。
毎日、新聞広告で住宅広告を見るたびに情けなくなってしまいます。
中身がないからたくさんの宣伝が必要なのですよ。