みなさんページプリンターを使っていらっしゃいますか。
設計事務所では、いつもCADで図面を書いては図面を確認するために打ち出し、また図面を修正し、また打ち出して確認する。こんな作業を繰り返しています。
そのため打ち出し速度の速いページプリンターを利用しています。
ページプリンターの価格も安くなり、さらにカラーのプリンターも価格が安くなり5年前にカラーページプリンターを導入しました。
しかし、ほとんどが白黒の線画がほとんどで、5年間で約90000枚を打ち出ししましたが、カラーは3000枚を少し超える程度。
その割には定着オイルや定着ユニット、カラートナーなどの消耗品がかなりかかりました。その挙句、故障すると部品代のほかに出張料など一回で2万円以上の出費です。
こんな状況だからカラーページプリンターはもういいやと思っていたのですが、最近安くなってきたので再検討してみようと思いました。
特に、あまりカラーを使わない人向けの製品ですといううたい文句に、こりゃええぞと思いこれを買ったら良いかなと思い少しカタログをみたり、WEBで検討してみたりしましたが、訳がわからなくなるとともに少しあきれてしまいました。
トナーのほかに感光体ユニットなどがかかり、挙句の果てには定期交換部品と称して一定のページに達すると利用者が自分で保守できないシステムになっているようです。
その際の定期交換に要する費用は、ページプリンターの購入費より高くつくようで、一年に多くの枚数を印刷する人は、一年ごとに新品に交換するほうが安くつく場合もあるようです。
WEBの情報によると、ある枚数に達したときに、定期交換しなければならないような状態でなくてもプリンターがメッセージを出し、動かなくなってしまうようです。印刷の状態には全く問題がなくてもね。
どうやら、安く販売しているのをこのあたりで取り戻そうという腹のようですね。
私が最もいやなパターンのごまかし販売ですね。
他の電化製品は5年ぐらいでなかなか故障しません。故障しても修理にかかる費用はあまりたいしたことはないのですが、ページプリンターの場合は出張料なども含めると数回修理したら買うほうが安いほどです。
そのために保守契約ができますよといわれるのですが、こちらも5年契約すれば販売価格より高くついてしまいます。
結局、今、販売されている価格は競争の上に出てきた見掛けの安さを売り物にした価格で、本当は3倍ぐらいの価格のようです。
ページプリンターは私たちの仕事にとって欠かせないものです。ですから少しぐらい高くても仕方がないのですが、最初にうれしがらせておいて後から小出しに回収していくような詐欺まがいのやり方はやめて欲しいなと思います。
書く前にこういうからくりに気がつかなかったら良かったのかもしれませんが、知ってしまった以上よく調べてからと思ったのですが、どの企業も50歩100歩で同じことです。
ローコスト住宅を売り物にしたハウスメーカーの手法にも似ていますね。
まっとうな商売は日本から消えてしまったのでしょうか。