大津の木といろいろな木
3月に上棟予定の住まいの木。
施主さんと共に大工さんの刻んでおられる作業場へ見に行きました。
今回は、大津の木を使います。
木目も色目もとてもきれいな木です。
作業場に行く前にカウンターに使う木を選んでもらうために、S棟梁の木のストックしてあるところに寄りました。
木の大好きなS棟梁さん、所狭しと多くの木がストックされています。
施主さんのご友人の方にカウンターは、拭き漆仕上げをしていただきます。
その方と一緒に材料吟味。
きれいでおとなしそうな木目のタモ材に決定。杉の雰囲気と合いそうです。
そんな中、ふと目にした立てかけてあった木。
「ニッキ」と書かれています。
「ニッキってあのニッキ?」とつぶやいていたら、
棟梁のお父さんが、皮を少し剥いで手渡してくれました。
鼻に近づけると「ニッキ」の香りがツーンと・・・・。
なんだか、とてもなつかしい感じ!
この木の皮を車に乗せておいたら、車の中はほのかにニッキの匂いにつつまれていました。