滋賀県の07年度当初予算案

三和総合設計

2007年02月14日 07:37

今日の新聞に滋賀県の07年度当初予算案が掲載されていました。

県予算を一般家庭に例えて書いてありましたが、収入308万円に対し、支出が348万だそうです。
困ったものですね。
バブルの時代のつけが来ているそうです。
バブルの時代かどうかは忘れましたが、オペラの施設であるびわこホールをつくり、多額な出費をしたとともに、現在でも毎年多くの運営赤字を生み出していることを思いだします。
このホールができたときに、オペラ好きの方には申し訳ないが、今すぐ爆薬を仕掛けて爆破したほうが、解体費がかかるがこれからのことを考えるとそのほうが良いのだと冗談を言っていたこともありますが、まさに分不相応のものを求めたつけが今、県民にのしかかっています。

今の赤字額も問題ではありますが、もっと大きな問題は予算の中での人件費が35%近くを占めるということです。
私たちの払っている税金の3分の1が職員の給与等であるということです。
誤解のないように書きますが、公務員一人一人の給与が安くて良いということではありません。
全体として本当に必要な人員配置がされているか。
本当に必要な業務だけを官で行なっているかということです。

無駄な公共工事を減らして行くことは必要ですが、それに応じて人件費も抑えて行かなければ意味がありません。
公共工事は少なくとも県民の役に立ちますが、意味のない人件費は県民にとって無駄以外のなにものでもありません。

人件費増加の一因として、団塊の世代の大量退職などもあります。
その方々は県政の推進に向けて努力をしていただいたことは間違いありませんが、今の多額の負債を生み出すのに力を貸してしまったことも間違いない事実だと思います。
さらに、今の官の動きの鈍くて効率の悪い体制を作ってきたのも事実だと思います。

その方々が企業で言えば業績が非常に悪化しているにもかかわらず、取り決め通りの退職金をもらって帰るというのは納得できません。
これからの時代に、公務で働く人のためにも何とか県財政の健全化と体制のスリム化に協力してから退職をしていただきたいと思っています。