木考塾と現場報告
今日は、朝から寒いですね。
やっとというか、今さらというか・・・・冬って感じです。
娘は朝から
上賀茂手づくり市に出店のため出掛けました。
なぜか市の日は寒くなります。
ちょっとかわいそう・・と思いつつも、あっさり「寒いけど頑張ってねー」と母は送り出しました。
昨日は木考塾の定例会。
今回は、住環境分科会担当で、住まいの温熱環境の勉強です。
Q値、C値、熱抵抗値、熱貫流率・・・・いろいろな専門用語が並びます。
計算もしながら、断熱や気密や換気のことなどを勉強・・・・。
ちょっと現実離れした勉強をしているように見えますが、実は住まいにとって、とても大事な事であり、住まい手にとても身近で直接的に影響のある課題なのです。
暑い、寒い、空気の汚れ、結露、カビ、光熱費などなど・・・・いろんなところにいろんな形で影響してきます。
ここのところをいいかげんに考えるのは、住まい手に対してもいいかげんに接しているのと同じ。
そことところをちゃーんと考えている人たちが集まって、とっつきにくい言葉やややこしい計算にも取り組んでいるのです。
さて、またまた少しだけ現場報告。
ひとつめは、リフォーム現場。
杉の天井板が貼られています。
南向きの広い部屋なので、エアコンも天井カセットを組み込みました。
ふたつめは、大工仕事も終盤の現場。
大工さんが造り付けの本棚と作業カウンターをつくってくれています。
三つ目は、断熱材の施工中です。
ただ入れるだけでは駄目なんです。ちゃーんと断熱の効果が発揮できるように考えながら入れていかなければなりません。断熱の意味や理屈を理解していることがきっちりとした施工につながります。なので、昨日の勉強会もとても大事なのです。ここの現場の大工さんも昨日一緒に勉強していたんですよ。
住まいの温熱環境は、生活の仕方にもかなり影響されます。
住まい手にもわかりやすく、実践しやすい温熱環境の資料もつくりたいなあと思います。