スーパーやコンビニの揚げ物にご注意

三和総合設計

2007年03月15日 08:08

国民生活センターの調査の記事が新聞に載っていました。

スーパーやコンビニなどで販売されているコロッケ、ロースカツ、ヒレカツ、エビフライなど40種類を購入して調査したところ、手づくり品と比べて生活習慣病のリスクを高めると問題視されている脂質や飽和脂肪酸などが多く含まれていることがわかったそうです。

脂質が多いのは、大きく見せようとして衣を厚くしているからだそうです。

ありがちな話ですね。
こういった調査をしなくてもおおよそ予測がつきますが、やはり数字で示されるとわかりやすいですね。

こういった話は、住宅の業界でも当たり前のようにあります。
建売住宅やハウスメーカーの建物は、住まい手の方に見えやすい部分は手をかけますが、大事な部分はあまり手をかけない。
これが儲けのコツだということです。

住宅も食品のように数値で示せると良いのですが、住宅の本当のよさはなかなか数字で示せないところが難しいところです。
住宅性能表示制度という数値で住宅の良し悪しを示そうとする制度がありますが、これは建売住宅やメーカーの建物の中での比較が可能になるだけであって、本当に手をかけた建物とそうでない建物との違いを示せるものではありません。

住宅はさまざまなアイテムが集まり、そこに住まい手の思いや使用勝手などが複雑に絡み合ったものですから、そう簡単に数値化できるものではありません。

そういったことを総合的に判断し、対応して行くお手伝いをしているのが私たち設計士です。

決して、役所の申請の手続きをしたり、お客さんの要望だけを図面にしたりするだけのものではありません。
設計事務所でしかできない仕事をいかに高めて行くかが私たちの永遠の課題です。