オーチスエレベーターのエレベーターワイヤ破談が問題になっていますね。
エレベーターのワイヤといえば、エレベーターの生命線ですね。
こんなのが破断したら、大変なことになりますね。
ちょっと前に起こったシンドラーエレベーターの問題よりもはるかに大きな問題ではないでしょうか。
しかも、シンドラーエレベーターとは違い、日本中どこに行っても設置されている可能性のあるエレベーターです。
2005年の1月に赤さびの発生を知った後も、2006年11月まで清掃されずに放置されていたようです。
しかも、今年の3月の定期点検で、赤さびが固着し充分除去できなかったにもかかわらず問題なしとの虚偽の報告を作成していたようです。
この問題について細かくは記述しませんが、本当に恐ろしい話ですね。
シンドラーの誤作動も怖いですが、こちらの方は映画の一シーンとなるような恐ろしい事故につながりそうですね。
いつものことですが、結局、企業の利益追求体質が問題なのでしょう。
危険がわかっても、それが公表されると数多くの販売している商品に問題が出る。それを隠蔽しないと企業収益に問題が出るといったところでしょうね。
大量に販売することにより利益を得ているのですから、問題が起こればマイナスが大きく出るのは当たり前のことだと思うのですが、これを隠してしまうのが今の企業体質で、大手の企業の一番信用できない部分です。お金儲けが何より優先するというところです。
自分たちの専門知識、技能が最優先で、それに伴って利益を得るということでなければいけないと思うのですが、今の世の中、お金儲けが一番ということになっていますので何でもありということになってしまいます。
高利で金貸しをしている企業が上場するぐらいですから仕方が無いのかもしれませんが。。。。。
エレベーターの世界は独占企業です。
三菱、日立、オーチス、日本エレベーターなど数社の独占だと思いますが、こういう状況ではこんな問題は解決しないのではないでしょうか。
都会では、土地の有効活用を目指して建物が高層化しています。
こういった中で、その中心的存在であるエレベーターの問題、少し前の構造計算の耐震偽装など、表から見たらスマートに見える高層建築物も中身はお金儲けのためにぎりぎりまで省かれたものだと考えて間違いないと思います。
設計などでもぎりぎりを目指し、施工では競争激化の中で低価格入札が行なわれ、下請け企業や職人さんたちを追い込み、建物メンテナンスでは問題を放置する。
こんな高層建築物に、今まで経験したことのないゆっくりとした周期の地震波が入ったときにどんなことが起こるのか考えただけでも恐ろしい感じです。
私は東京へ行きたくありません。
無理を重ねた街に良いことがあるはずもありません。
大地に足をつけてがんばれる地方の時代が早く来るようにがんばりたいと思います。