日本のトップメーカーはスズキ

三和総合設計

2007年05月09日 06:58

4月の新車の販売台数が発表になりました。

1位は17,185台でスズキのワゴンRがトップ。2位はダイハツのムーブが15,192台です。
この2車種が飛びぬけていて、3位がトヨタのカローラ(9,609台)。4位はダイハツのミラ。5位はトヨタのヴィッツです。

日本の自動車のトップメーカーはと聞くと、トヨタやホンダをあげる方が多いと思いますが、私は日本の自動車製造技術が世界に誇れるのは軽自動車であり、日本のトップメーカーはスズキやダイハツだといえるのではないかと思います。

最近の軽自動車はパワーもあり、車内も十分な広さもあり、しかも燃費も非常に高いものがあります。
地球温暖化や資源の枯渇などが叫ばれる中で、重要な技術ではないでしょうか。

日本中の自動車を軽自動車にする。そうすれば、道幅も小さくて済み、環境にもやさしい。
大きな荷物は都市間は列車で輸送し、都市内では大型のトラック輸送は幹線道路のみに限り、街中では小さな車に乗せ換えて配達する。こんな方式をとればすばらしいのではないでしょうか。

確かに、そんな方式をとると現在のようにどこからものを注文しても翌日届くといったスピード感はなくなると思いますが、ほんの少し我慢するだけで、かなり環境負荷が減らすことが出来ると思います。

また、そういう方式をとることにより、地域が自活できる仕組みを作らざるを得なくなります。地域が自活できる仕組みこそ環境に与える負荷を最小限に抑えながら人間が生きていくすべだと思います。

実際、日本国内で販売台数はトヨタ内でもカローラがトップです。
もちろん価格が高いのも関係があると思いますが、日本人のつつましい生活体系が根幹にあるのだと思います。

日本の技術を世界に誇るとき、世界のトップ企業に勝つことだけを考えるのではなく、日本人の良さを活かした技術を誇るべきでしょう。

トヨタが世界一の販売台数になったということは、世界一環境破壊に協力していると言えてしまうのではないでしょうか。