二重塾
昨日の夕刊に書いていましたが、中学受験のための二重塾が広がっているようです。
二重塾とは、中学受験のために進学塾に通っているが、その塾の授業についていけないために別の塾で補修を受けたり、家庭教師をつけたりするものらしいです。
もうあきれてものが言えないですね。
塾についていけないのですから、もうあきらめたら良いと思うのですが、それでもお金をかけて何とかしようとする。異常以外のなにものでもないと言い切りたいです。
以前もブログに書いたように、世の中の大半のものは、職人や工員が作っています。
そんな中で国民のすべてが管理者側に回るような行動に出てどうなるのでしょうか。
塾へ通ったり、大学へ進学して能力を発揮できる人はそれを目指せばよいのですが、そうではない人は無理をしないで自分の能力を活かせる場所を見つければよいのでしょう。
問題は、そういう能力を活かす場が経済的に保障されていないことですよね。
塾へ通わす親たちも子どもたちの適性には気づいていると思うのですが、子どもの幸せを考えると塾へ通わせ、有名校に入学させ、良い大学にいれ、有名企業に就職させることしか道が見えないのでしょう。
こんなことでは日本がだめになってしまいます。
日本中の職人さん。農業の方々。中小企業の職員さん。
みんなで自分たちの社会での位置づけをもう一度見つめなおしましょう。
公務員や管理者たちは世の中にいなくても生きていけますが、ものづくりに携わる人々がいなければ世の中は続いていけません。
日本の将来のためにも、自分たちの地位を認めてくれる社会づくりを主張しましょう。
これは、エゴではありません。
日本社会のためなのです!!!!!。