大型ごみの日

三和総合設計

2007年05月24日 07:42

今日は地域の大型ごみの収集日です。



自宅の前の交差点がごみの収集場所となっています。
前日の夜から少しづつ出された大型ごみが山のように積みあがっています。
これでもリサイクル業者がめぼしいものは持っていっていますから(法律的に問題はあるそうですが)、実際よりはかなりすくなくなっています。

大型ごみは年に3〜4回ぐらい収集があるのですが、いつも問題だなあと思いつつ、自分たちでも収集日を心待ちにしている場合もあります。

ごみの発生量を根本的に減らすことを考えなければなりませんね。

いつも書いていることですが、いろいろ問題が起こる原因は社会のあり方によるものです。
もちろんモラルのない人による問題もいくつかはありますが、ほとんどは生活を行う中で起こってしまっている問題です。
大型ごみにしても、誰も喜んで物を捨てる人はいませんね。
出来ることなら長く使いたいのですが、物が修理できる仕組みがまったくなくなってしまっているとか、社会が忙しくなってそれに対応しようとするとより便利なものを買わざるを得ないとか。

本来は技術革新によって便利になった分は国民の生活が楽になるために使われるべきだと思いますが、どうしても企業の利益となってためる方向に行ってしまう。
短い時間で仕事が出来るようになれば空いた時間をゆっくりとすごすのではなく、それを低価格販売に使うようになる。
そうするとすべてその関連の商品はそれに追随せざるを得ない。
こんなことの繰り返しで、時間を金で買う社会、不便さを機械で補う社会になり、その結果、ごみが山のように出てしまうということになってしまいます。

そろそろ、日本の社会の進むべき道をはっきりしなければなりません。
将来の姿を見据えて、その姿を考えながら今何をしなければならないかという考え方ですね。

こういった考え方は一人で出来るものではありません。
社会全体が一緒に行動することによって始めて可能になるものです。

住宅の世界で同じで、職人の技術、修理、修繕の技術は大変重要なものです。
その技術を省くことによって実現使用としている住宅づくりの将来像は、写真のようなごみの山なのです。

そんなことを考えながら自分の毎日の仕事も考えてみたいと思っています。