選挙結果と今後

三和総合設計

2007年08月01日 06:54

参議院選挙は与党の大敗北となりましたね。

今まで、自民党政治に嫌気がさしていたものの政権交代まで求めなかった国民がいよいよ動いてきたというところでしょうか。

今までは、自民党をNGとしたときに誰が政権を担当するのかというところに不安があったのでしょう。
今回の選挙では、野党全体が勝利をしたのではなく、民主党が一人勝ちをしました。これは政権党として認められつつあるということでしょう。
民主党の政策が良いのか、寄り合い所帯ではないかなどいろいろ意見はありますが、国民は少なくとも自民党よりはましだと判断したようです。

今回、民主党が勝利したのは農家や地方に力を入れたことでしょう。
今まで地方は自民党にだまされ続けてきました。
地方にお金を落とすといいながら、その地方の有力者とつながることにより、票をまとめ政権を維持してきたのですが、今回、初めてそのやり方が地方のためにならないと国民が判断したのです。

これからは日本はすごく裕福な国ではなくなるかもしれませんが、国民一人一人は裕福な感を持てる国になれるかもしれません。
今まで統計上は経済成長しているとか、国全体を考えると裕福な国だと判断していたのですが、貧富の差の拡大や中央と地方の差などで私たちは豊かさを感じないようになっていました。

冷房をかけて部屋の平均温度は下がっているが、足もっとばかりが寒くてちっとも涼しさを感じないといったところでしょうか。
平均温度はもう少し上がってもいいから、サーキュレーターなどを利用して全体に行き届くようにすれば涼しさを感じられるといったところでしょうか。

これからは、国民の声が届く政治をしていただきたいと思います。
再び、権力者がすき放題できる国に戻らないように期待したいと思います。