新内閣が発足

三和総合設計

2007年09月26日 06:39

福田新内閣が発足しました。

今の時期に総理大臣を引き受けるのは貧乏くじと言われています。
しかし、この時期を見事に乗り切れば名宰相と言われるでしょうね。

福田首相が国民から支持を得るためにはさまざまな改革が必要でしょう。しかし、自民党内閣ではほとんど期待できないでしょう。

日本は、お金をばら撒くほど豊かな国でないことは誰もが感じています。
そういう中で安定的な国民生活を保障するためにはいくつもの課題を解決しなければなりません。

国民に豊かさを感じていただくには、やはりお金が必要ですね。
その費用をどこから捻出するかです。
あまり豊かでないといっても、他の国から見ると充分豊かなことは間違いありません。
どこにどのようにお金を使うかが問題です。

公務員をはじめとする管理側にお金がかかりすぎています。
建築基準法の改悪問題でもわかるように、悪者が出たら法律で取り締まろうとするやり方には限界があります。
限界だけでなく、無駄な役人や仕組みが必要となり、本当に無駄な費用がかかってしまいます。
天下り先を増やすには良いのかもしれませんが、こんなことを続けていたら国民は持ちません。
本当に必要なものにお金がかけられることが重要です。

競争社会では本当に良いものが得られることはありません。
過度の競争は安かろう悪かろうの商品を作り出し、本当に良いものを駆逐することになります。
日本の本当の良さを殺し、よく見えるが中味はたいしたことのない商品ばかりを作り出すことになります。

競争をしないで、悪い商品を締め出すことが出来るのでしょうか。
これは情報公開しかないですね。
今の世の中、マスコミを通じたコマーシャルしか商品の内容を知る方法はありません。
そうなると、これは企業側の一方的な発信ですから、必ずしも正確とはいえないし、お金の無い小さな企業は情報の発信をすることは出来ません。

誰もが簡単に商品の情報発信ができ、それに対する正確なチェックが出来るシステムをつくるべきだと思います。

問題が起こる前に何とかしようとしている公務員の方々を、実際の商品などのチェックに回っていただいたほうが懸命だと思うのです。
そのためには、商品の良し悪しをさまざまな視点でチェックする必要がありますね。

今のように、安くて便利というだけでなく、環境性や耐久性、安全性など一般消費者にわかりにくいことも充分考慮にいれる必要があると思います。

ものの良し悪しをちゃんと考え、無駄のない社会をつくれば、日本はまだまだ豊かな国だと思います。

そうするためには、政治と企業の癒着、政治と官僚の馴れ合いなどを治す必要がありますが、今の自民党では誰が首相になっても難しいですね。

いっそのこと、福田さんも大失策をして、自民党政治を終わらせることが出来れば、最も功績のあった総理大臣だと後に評価されるのではないでしょうか。