今日から緊急地震速報が本運用
今日は10月1日。
テレビ番組の改編。衣替え。郵政民営化。
節目のひなので、今日からいろいろ変わることもありますね。
その中で、緊急地震速報が本運用されます。
地震の初期微動(P波)を検地し、大きな揺れ(S波)を自動計算し、震度の大きな地域に予想震度を発表するというものです。
震源に非常に近い地域には間に合わないとかコンピュータのプログラムの不具合で過大な予測がでるなど、問題はいろいろあるようですが、人的な被害を押さえるのに役に立ちそうです。
さて、地震が来るまで10秒といわれても、何をしたらよいのでしょう。
こういった訓練も必要ですね。
さらに、住まいの耐震改修も進める必要がありますね。
今、耐震改修は国の決めた基準に基づき、耐震診断を行いそれによって補強を進めるのが一般的なやり方ですが、このやり方ですと、結果が非常に悪く出て、耐震改修を行なおうとする人がいません(ほとんど建て替えたほうが良いという結果になる)。
大きな地震の激震地を除けば、ある程度の改修を行なうだけで結果は違ってきます。
もちろん激震地でも、少しの改修を行なっているだけで倒壊したりするのを防いだり、人命を失わせるような破壊を防いだりすることも可能になります。
緊急地震速報も完璧なものではありません。
同じように、耐震改修も完璧なものでなくても良いと思います。
地震は確率論で考えなければなりません。
誰もが完璧に地震に備えることが望ましいのはわかっていますが、費用の面で手がつけられないのが現状です。
自分の資力の中で、可能な限りの改修を行なうだけで、地震に対する被害は激減すると思います。