職人

三和総合設計

2007年10月06日 06:08

今日の朝刊の地域版に、以前私たちが酒造蔵の設計を担当させていただいた社長さんが大きく掲載されていました。

普通、酒造りは蔵元がいて杜氏がいるというように、資本家と職人が別れています。
しかし、この蔵はお父さんの死去以後、兄弟3人が力をあわせて経営者でありながら自分たちが杜氏も担当するということを目指して頑張ってこられました。

一人前になるのに普通なら10年かかるのを5年で勉強せよと教えていただく杜氏さんから言われ、3兄弟で協力し、最近では見事全国の品評会で金賞を受賞したりするようになっています。

工務店の経営でも思うのですが、あることを成し遂げようとすると、社長は職人でないとダメだと思うのです。
大工さんでなくても良いのですが、現場管理の職人でも良いのです。
管理者と職人。この微妙な違いが会社の目指すところの違いとなって出てきます。

工務店が利益を得ることを第一とするのか、良い建物を建てることを第一とするのか。

ローコスト住宅を建てる場合でも、職人が建てる木の住まいを建てる場合でも社長の考え方って大事ですね。
そこで働く職人の気持ちが理解できるかどうか。同じ目線で働くことが出来るか。
それが重要です。

私たちの設計事務所も同じだと思っています。

三和総合設計は設計職人の集まり。
もちろん社長も職人。

それを追求することにより、さらに良い住まい造りがお手伝いできるようになりたいと思っています。