琵琶湖湖底の低酸素化
琵琶湖の北湖で、湖底の溶存酸素濃度が10月下旬に観測史上最低水準だったそうです。
湖底の低酸素化の一因は富栄養化ですが、琵琶湖では最近、富栄養化は食い止められているので主な原因は地球温暖化ではないかといわれています。
冬になると冷えて比重が高くなった水や雪解け水が湖底に滑り込むのですが、この冷えた水に酸素が多く含まれているのです。
しかし、地球温暖化で冬場が暖かくなると湖底との水の循環がおきにくくなり、湖底の低酸素化が進むと言うわけです。
低酸素化は湖の生態系をはじめさまざまな問題を引き起こしますが、地球温暖化が一因となっているわけです。
何でもかんでも地球温暖化は影響していますね。
地球温暖化に対し、何とか工業力を持って対応していこうという努力?がされていますが、琵琶湖のように大きな自然に対してはなかなか力にはなりえないのではないでしょうか。
根本的に生活の仕方を変えていかなければならないのですが、具体的な方法となると非常に難しいですね。
何事もお金をもとに判断する社会です。
人間が働くと、それが人件費となってのしかかってきます。
そこのところを変えないとダメなのですが、社会全体で考えないと賃金が急に抑えられてしまうと生活していけなくなってしまいます。
住まいにおいても、近くの山の木を使い、大工さんの手刻みで住まいを建て、山には植林を行なう。これが一番正しい姿だとわかっていても、建設費が高くつくということで敬遠されてしまいます。
せめて、建設費が同じ程度の大手ハウスメーカーの建物を建てる人だけでも環境に優しい地域の木を使った住まいをつくっていただけると良いのですが。
これからの社会のキーワードは地球温暖化、環境、省エネだと思いますが、正しい中味が必要ですね。