琵琶湖若狭湾鉄道建設促進連絡協議会

三和総合設計

2007年11月17日 08:09

琵琶湖若狭湾鉄道建設促進連絡協議会が来月1日に設立総会を行なうそうです。

滋賀県では、栗東市の新幹線新駅の建設の中止が決まった?ばかりです。

さて、県民の皆さんの反応はいかがでしょうか。

琵琶湖若狭湾鉄道の構想はすごく昔からあるものです。
今の湖西線の前身の江若鉄道の名前を見てもわかるように、最終的には若狭と琵琶湖西岸を結ぼうとするものでした。
距離としては新線でたった19.8kmです。
この距離を結ぶだけで、今までとはまったく違った動きが可能になってきます。

若狭小浜の方々にとっても、京阪神からの行楽客にとっても、便利になることは間違いありません。

私個人としては新幹線新駅とは違い賛成なのですが、条件があります。

それは、地方の駅周辺の交通事情をどのようにするかを合わせて考えるということです。

今、私たちが小浜などの民宿に車で出かけると、約1時間半ぐらいで付いてしまいます。
鉄道が出来るとどうでしょうか。
小浜駅までは今までよりも早く快適に、安全にいけるのですが、そこからはどうなるでしょう。
もちろん公共交通はずたずたになっていますから、民宿の方に迎えに来ていただくか、タクシーで民宿まで行くかですが、後の観光などを考えると不便を感じてしまいます。

車の便利さを知ってしまった上で、公共交通が一部整備されたとしても、出発駅までの足や到着駅からの足が確保されていないと、鉄道も利用しようとしないと思います。

ガソリン価格も値上がりが続き、地球温暖化などを考えると鉄道建設などは意味があるのですが、トータルな施策が必要となってきます。

車やガソリンからの税金を利用し、地方のタクシーなどを格安にする。
自家用車を制限し、合わせて自在性のあるタクシーなどの価格を非常に安くする。
遠距離は鉄道で移動する。

これが理想の姿だと思いますが、企業と政治の癒着の中で実現が可能でしょうか。

現地での便利さを考え、遠距離を車で移動するより、鉄道で移動し、後は現地のタクシーなどに任せる。
こんならくちんな旅行ができると楽しいと思います。

自家用車を乗らなくなったら、日本の経済がダメになるなんて考えるのはもうやめましょう。
日本の技術は世界に通用する技術ですが、数を追わないとやっていけないということでは、いずれ中国などに追い越されてしまいます。

安定した国づくり。
これをベースにした企業活動でない限り、長続きはしないと思います。

話はそれてしまいましたが、琵琶湖若狭湾鉄道建設に対し、賛成票を一票。

それが活かせる地域づくりにも協力することが条件ですが。。。。