彦根城築城400年祭閉幕
ひこにゃんで全国的にも有名になった彦根城築城400年祭が閉幕しました。
今年3月21日の開幕から彦根城観光客数は76万人を超え、当初の目標を21万人上回ったそうです。
彦根城は国宝に指定されていますが、姫路城のように大きな城ではなく、こじんまりとしたお城です。
彦根市も滋賀県北東部にあるこじんまりした都市で、昔の趣を残す街です。
その中でひこにゃん人気で引っ張られたこともあるとは思いますが、市民が一丸となってこの祭りに取り組んだのではないでしょうか。
同じ県の中に住んでいて思うのですが、街の大きさの適正規模というのが街のこういった取り組みの成否に影響するのではないでしょうか。
もう少し北にある長浜市も同じように人気のある観光スポットとなっていますね。
私の住んでいる大津市といえばどうでしょうか。
昔から合併を繰り返し、琵琶湖に面していることもあって南北に非常に長い都市になっています。
さらに最近では旧志賀町も合併され、南から北まで車で走っても2時間ぐらいはかかり、公共交通では何度も乗り換えないと端から端まで行けない街になっています。
大津市には、石山寺、園城寺(三井寺)、日吉大社、延暦寺など国宝建築も多く、琵琶湖と合わせて考えても、全国的に観光の名所となってもおかしくないのですが、市全体としてどこをどのように整備したり、PRしたりしてよいのかわからないような状況です。
観光は別としても、市の政策なども非常に行ないにくい街となっています。
京都まで30分以内でいける場所がほとんどですので、人口はどんどん増えていますが、大津市らしい街づくりからはどんどん遠ざかっています。
西大津駅が大津京と駅名改称されるようですが、街の雰囲気はまったく別物です。
財政的に考えると市町村合併も仕方がないのかもしれませんが、住む人々の一体感が失われては街の活力がなくなってしまいます。
今後、彦根市も長浜市も合併を控えていると思いますが、今の街の力を失わないような街づくりが重要ですね。
わが街、大津市も新しい街の目標を市民で考え、住んで楽しい街になってほしいと思っています。