ホルムアルデヒドの測定
先日、ホルムアルデヒドの測定器を購入しました。
根拠のある住まいづくりを行う一環です。
ホルムアルデヒドによるシックハウス問題は、今ではおおよそ解決されたものとして扱われています。
建築基準法の改正により、建材ではF☆☆☆☆が使用されるようになり、法的にはクリアーされるようになりました。
しかし、実際はどうなんでしょうか。
F☆☆☆☆の建材は、無垢材などと同じように扱われ、室内の部分に使われる面積制限はありません。
そのため、大手メーカーの無機質系クロスを貼った家に入ると何かいやな臭いが充満します。
昔ほどのツンとした臭いではないのですが、これで本当に良いのかと思います。
いつも書いていますが、法律は最低限の性能を守るためにあります。
また、法律は複雑にするわけには行きませんので、どうしても穴があります。
今の住宅業界は、穴を求めて右往左往する業者がほとんどです。
実際の測定をすれば良いことなのですが、プレハブなどの化学物質系の建材を多用する住宅メーカーに配慮した法律になっているのでしょう。
ホルムアルデヒドの濃度測定は簡単です。
測定用のタブを機械の中に入れて、タブの種類を選択し、スイッチを入れて30分間の待つだけです。
そこで、我が家のホルムアルデヒドも測定してみました。
当たり前のことですが、厚生労働省の基準値0.08PPM以下、実測値は0.01PPM以下という結果でした。0.01PPM以下は細かく数値は表示されませんが、まったく問題はないということです。
自然素材や無垢材を使用していること、完成してから5年経過していることから考えると当たり前のことなのですが、当たり前のことをちゃんと証明するのが非常に大事なことだと考えています。
今後、竣工するお施主さんのお家はすべて測定した上で引渡しをしようと思っています。