木材からディーゼル燃料

三和総合設計

2006年03月24日 07:18

木材などから得られた木質バイオマスをより効率的にディーゼル燃料に合成する手法が開発されたようです。

製造プロセスを単純化し、装置をトラックなどに載せて現場で使うこともできるそうです。大規模システムでない装置は日本に適しているのではないかと開発者は話されています。
森林国日本にとってうれしい話ですね。

こういう開発は非常に有益なのですが、木材をそのまま利用することももっと進めて欲しいと思います。
このバイオマスエネルギーの取得についても、ディーゼル燃料を取得するには、かなりのエネルギーがかかってしまうのではないでしょうか。エネルギーを取り出すためにエネルギーを使うあまり意味がないように思えますが、山間部や人口があまり密集していないところでは、電気のように初期に投資が必要なエネルギーより多少効率が悪くても設備投資の必要でないやり方も意味があるのでしょう。
いずれにしても、木材は加工をできるだけ少なくことが環境に優しいのです。ですからこういう開発と平行して、地域の木材をそのまま利用できる住宅がもっと建てられることが必要だといえます。
このディーゼル燃料の開発者がプレハブ住宅に住んでいるということはないでしょうね。。。
日本の木造住宅建築の良さを活かそうとすると、高い技能が必要です。高い技能が必要にならない技術??などを開発するより、高い技能をしっかりと伝え、改めるべき部分は改め、現代社会に有能な技能として守り育てることが重要なのですが、そのあたりはまだまだ理解されているとは思えません。