大津の森の木搬出見学会
昨日、大津の森の木で家を建てよう!プロジェクトで木材の搬出見学会が開催されました。
搬出は大津市の南部地域の大石富川町で行なわれました。
搬出木材は杉材で、3ヶ月前に伐採され、葉枯らし乾燥されていたものです。
また、今回は試行として「新月伐採」にも取り組んで見ました。
伐採された木材の含水率は、かなり低い状態にまでなっており、葉枯らしの効果か新月伐採の効果か正確にはわかりませんが、かなり良好なものでした。
今回の搬出見学は、NPO団体であるおおつ環境フォーラムに依頼している産地認証の見地調査も兼ねています。
大津の森の木の利用はこのように少しずつですが着実に前に進んでいるといえます。
今回は、搬出見学のほかに間伐材利用などの取り組みとして、簡易製材機の試行を行ないました。
写真の簡易製材機はチェーンソーを使ったもので、アルミのフレームを現地で組み立てることができるものです。
意外と簡単に間伐材を製材することができます。
この写真は、同じく簡易製材機ですが、一般の製材機を小型にして自走ができるキャタピラが取り付けられたものです。
精度も良く、チェーンソー方式のように歩留まりが悪くないので良いのですが、発電機なども用意する必要があります。
最初のほうのチェーンソータイプは約80万ぐらい、バンドソータイプのものは250万ぐらいするそうです。
お金があったら欲しいなあと思えるものでした。
いずれにしても、山で簡易製材することにより材は扱いやすくなるのですが、どのように利用していくかという大きな問題を解決する必要があります。
山に子供達を呼んで、製材した木を持ち帰り、自分で工作をするといったようなプログラムはどうでしょうか。