木考塾の勉強会
昨日は、木考塾の定例会でした。
今回は断熱の勉強です。
講師は、住まいと環境をテーマとして、調査や研究をしている野池政宏氏。
野池さんは、
以前にブログで紹介した本の著者でもあります。
多くの情報をしっかりと整理し、冷静にバランスよく判断し、根拠のある確かな情報を提供してくれる力強い味方です。なかなかそんな人は周りを見回してもあまりいません。
私たちにとって、根拠のある知識をバランスよく判断することはとても重要です。
住まいには、取り組まなければならない様々な課題がすごく複雑にからみあっています。こちらをたてればあちらがたたずといったことも多くあります。そんな部分をプロとしてしっかり判断しなければなりません。
断熱の話も然り。
住まいの断熱は断熱材を詰めておけばよいということではありません。しっかりとした知識なく施工するとどんなに性能のよい断熱材を入れても、思うような効果がなかったり、一歩間違えれば、住まいの寿命を縮めることにもなります。
断熱ひとつにも、湿気や温度はもちろん、コストのこと、環境のこと、健康のこと、そして関係ないと思われるような構造のことまで、考えれば考えるほど深く影響してくることがあり、解決していかなければならないことが山のようにでてきます。
突き詰めて考えれば、答えのない迷路に陥ることもあります。しかし、どこかで判断や決断をしていかなければなりません。そのためには、基本をしっかり勉強することがとても大切になってきます。
私たちは、常にこの複雑に絡み合った課題を曖昧にせず、基本をしっかり押え、冷静にバランスよく判断しながら、理にかなった住環境づくりができるように努力しています。
昨日の勉強会でも、日ごろいろいろ考えているからこそ理解でき、自分たちのやっていることに確信も持てるのだと思っています。いくら勉強しても上辺のエキスだけで判断してもよい住まいにはならないと思っています。
日頃の姿勢あってこそ、本当の意味で生かされる勉強会なのではないでしょうか・・・
木考塾もみんなにとって生きる勉強会になればと思います。
なんか・・・、今日はいつになくヨーコさん真面目じゃない?と思われているかもしれませんね。私はいつも真面目です(笑)
最後にちょっとだけお笑いではなくボヤキを。
昨日は下の娘の短大の入学式でもありました。
当然、大学の入学式に親なんて全く関係ないと思っていたので、「気をつけて行きやー」ぐらいの声をかけて、娘より先に出掛けました。夕方、無事入学式を終えて帰ってきた娘に様子を聞くと、「父兄もたくさん来てはったでー。友達の親もみんな来たはったみたい。」と。(娘のみんなというのはすごく怪しいんですが・・・2人ぐらいでもみんなですから)
びっくりです
まあ、子供の晴れ姿(入学が晴れ姿なんかも疑問ですが)を見ておきたいということなのかもしれませんが、高校を卒業した子供、本当なら社会に出て仕事をしてておかしくない年齢なのに、親が付いていくなんて・・・・・
入社式に親がついていくようなもんだと思ってしまうのは私だけなんでしょうか?
それぞれの家族だけの事情があり、行かれることもあるとは思いますが・・・・。
別に私、わが子がかわいくないわけ
でもありません。
でも何か違う愛情があるんですね、世の中には・・・・。