大津市役所移転問題を考えるシンポジウム

三和総合設計

2006年04月03日 06:52

昨日、大津市役所移転問題を考えるシンポジウムが開催されました。

元蔵相の武村正義氏の基調講演の後、パネルディスカッションが開催されたそうです。
大津の市役所は現市長が浜大津港の県有地に移転の案を提案していますが、現在の市役所の近くの公園付近への移転などを提案する人もあり、浜大津は市役所の移転よりも観光中心の開発を求める人もあります。

いずれにしても、市役所の移転は市民の中では充分に議論されていないのは間違いありません。
正直なところ、移転には多大な費用がかかるため、移転しなくてもよければそのほうが良いという意見が一番多いのではないでしょうか。
なぜ、移転なのか。ここをもっとはっきりさせなければならないでしょう。
市役所の本館は、建築家佐藤武夫氏の設計でかなり昔に建ったものですから、耐震診断をするとNGということになるのでしょうけれども、そのあたりのデータは少なくとも市民には説明されていません。
私の事務所も大津市の発注の公共工事の設計もしていますが、その業者ですらそういう情報は入ってきていません。

とりあえずそのあたりの説明がなされて、その上でどうするのかということでしょう。
まず、移転先が発表されている現状では、なにか恣意的なものを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。