大津の森の木体験デー

三和総合設計

2006年04月16日 07:39

昨日は、大津の森の木体験デーが開催されました。


今回はプロジェクトメンバーの材木屋さんの場所を借りての開催です。
一般の方々には楽しく木に触れていただくためにいつものようにトンカチ教室などを開催しました。


他にも、切り株椅子の販売やお買い得のテーブル用板の販売、檜の間伐材を使ったコースターの販売なども行ないました。


そのほかにも檜のまな板の販売も。
こちらは、1000円から2000円とすごくお買い得の品です。
木のおもちゃの販売など、ご来場いただいた方には、それぞれ楽しんでいただいたと思います。


今回の主な目的は大津の森の木を使っていただける方の裾野を広げようとするものでした。
そのため、いつもは住まい手向けの企画が多いのですが、今回は地元の設計者や施工者に呼びかけてのセミナーを開催しました。
大津の森の木で家を建てよう!プロジェクトの経過の説明や木材価格の説明、納期やストックの説明のほかに設計者や施工者が今まで大津の森の木を使って建てた経験談などを話したりしました。

初めての試みでしたが、やはり参加者はやや少なめでした。特に大工の方々からは杉材を梁に利用することに対する違和感が感じられました。
近畿地方では柱が檜、梁が松、松が少なくなってきたのでその代替品として米松を利用するのが一般的でしたが、その米松もあまり良材ではなく、最近では欧州産のあまり良質でない集成材が使われています。
そんな中で、全国では当たり前に使われてきた杉の梁材に対する先入観。これをなおしていかないと、地域材の利用も進みませんが、頭の固い大工工務店の仕事もますます少なくなっていくのではないかと感じました